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シャドースチール 反省会 パーティ紹介


 ヤミラミ  ミミロップ ランドロス ドヒドイデ ヤレユータン  マギアナ 
選出数 8 5 16 8 4 19
先発数 6 1 11 0 0 2
勝数 3 4 10 7 2 13
勝率 37.5 80.0 62.5 87.5 50.0 68.4

※図鑑番号順

パーティ概要

なんでもありのこの大会、ポイントとなるのはやはり同じポケモン・持ち物が使用可能な点。
ミミッキュとタスキの重複が可能であるため、積みエースによる全抜きが難しく、
それを考慮した勝ち筋を用意しなければならない。
解禁となる幻ポケモンで注意すべきはなんといってもマーシャドー
他の幻に強いのはもちろん、霊格闘の範囲は半減受けが不可能な上に、多くの物理受けに抜群をとることができる。
これを放置してしまうと1体はごまかせても2体3体はどうしようもなくなるため、トップメタに据えた。
加えて、通常ルールで使えるパーティは全て使用可能であるため、通常レートで通用しないパーティは絶対に勝てないと判断。


相手のタスキを無効化しつつ、マーシャドーミミッキュに隙を見せないポケモンをエースにしたい。
この点から、ステロを撒きミミロップでごまかすことをメインに要注意ポケモンを対策していった結果がこのパーティ。
マギアナは一応幻枠を使うためですが、このパーティでの6体目としてはベストアンサーだったと思っています。

パーティメンバー紹介

ヤミラミ/♂/NN:カラミティ inダークボール
 特性:いたずらごころ
 性格:おだやか
持ち物:アッキのみ
努力値:h252-b4-d252
実数値:H304-A139-B187-C166-D251-S136
じこさいせい ちょうはつ おにび バークアウト


マーシャドーデオキシスその他物理アタッカーを丸ごと見るためのポケモン
技威力的には格闘を無効化できるほうが優秀で、かつ霊が抜群にならない点と上から鬼火を入れられる点を評価。
鬼火・バクアで火力を削いで後ろの展開をしやすくするのが役割。先発数が多いのはそのため。
両受けを意識した結果テンポの関係で特殊に薄くなるため努力値はD方面に特化しました。
実際には、今回のトリックスター・・・、ではなく、トラブルメーカーでした。
鬼火を外す外す。
この構成、というかヤミラミというポケモンの物理耐久そのものが鬼火に依存したものですので
そこを外すとどうしようもなくなる。
しかし物理特化していないせいもあってか鬼火をしてもギリギリだったりして危なっかしい印象が残りました。
鬼火撃って再生連打ぐらいで、挑発バクアは1回ずつぐらいしか撃ってない気がする。
不満はないけど、仮想敵のマシャデオと一度も出くわさなかったのもあって全力を出しきれたとは言いがたいですね。
NNは多分ヤミラミのものとしては最メジャーなんじゃなかろうか。「calamity:災厄」と「絡め手」「ヤミラミ」から。

ミミロップ/♀/NN:ポップロップ inゴージャスボール from_Gen6
 特性:じゅうなん
 性格:ようき
持ち物:ミミロップナイト
努力値:h4-a252-s252
実数値:H272-A251-B204-C*-D228-S339
メガ後:h272-A371-B224-C*-D228-S405
おんがえし とびひざげり アイアンテール ねこだまし


今回のメインエース。のはずがマーシャドーミミッキュもろくに見なかったためにお留守番ばかりに。
おかしな技アイアンテールミミッキュ対策で、恩返しだと確定1発に持ち込めずアイアンテールでなければ役割を持てないため。
しかしながら、ミミッキュと対面するタイミングがなく完全にムダ枠と化しました。orz
多いだろうと予想していたミミッキュがむしろ普段より少なく完全に肩透かしを食らいました。
素直に冷凍パンチだったらどれだけ活躍できていたか・・・(マンダに有効打なく敗北)
今回は環境的にも使用率が高かったように思います。この中の何人がミミッキュ対策のアイテを鵜呑みにして涙を流したのだろうか。
使用感ですが、猫騙しと超高速からのノーマル格闘の半減不可範囲の攻撃性能は非常に高く、環境因子がなくとも十分強いと思いました。
まぁ逆に弱点がつけないせいで数値受けにめちゃくちゃ弱いんですが。レヒレ嫌だったわ。
NNはそのまま「pop:弾む」「lop:垂れ耳」でこれも名前被りしてそう。

ランドロス(霊獣)/-/NN:ダイケンコン inリピートボール from_Gen6
 特性:いかく
 性格:ようき
持ち物:きあいのタスキ
努力値:h4-a252-s252
実数値:H320-A389-B216-C*-D196-S309
じしん とんぼがえり はたきおとす ステルスロック


こちらもパーティのメインコンセプト。
ステルスロックを撒くことだけが役割だったので、最初はガッサ対策にもなるグライオンの予定でした。
しかし、ミミロップ猫騙しの回数を稼ぐことを意識し、サイクルを回しながら戦うことを考え、
よりパーティに貢献できるポケモンとして威嚇持ちのランドロスを採用。
型はステロ撒きのテンプレですがやはり準伝、非常に使いやすかったです。
とにかくステロを撒くためにほぼ毎回選出してほとんど先発。強さこそ正義。
タスキ採用はヤチェと迷いましたが、Z技にも対応可能ということでこちらにし、正解だったと思っています。2回撃たれて1回発動した。
ステロの後は地震で切るもクッションに残すも便利で、下から水・氷技が飛んできそうなときはとんぼで安定行動と本当に便利そのもの。
使用率最上位も納得の強さでした。ミラーで相手にめざ氷を撃たれるなどトップメタだったことが伺えます。
こちらは汎用枠としての採用でもあったので安定して活躍してくれました。
NNは「大乾坤」で乾は天(飛行)、坤は地(地面)を表すのでランドロスのタイプになぞらえました。大をつけたのは漱石の作中でこの表現があったので。*1
「権現(=化身)」の反対ということで「ダイゲンゴン」にするかが一番悩みました。

ドヒドイデ/♂/NN:ムリドイデ inラブラブボール
 特性:さいせいりょく
 性格:ずぶとい
持ち物:くろいヘドロ
努力値:h252-b252-d4
実数値:H304-A117-B443-C142-D321-S106
ねっとう じこさいせい どくどく くろいきり


ここまででマリルリが非常に辛かったため、サイクル適性も考えて採用。
この枠もマリルリカプ・レヒレと争った末、フェアリー半減が決め手となりました。
しかしながら、大会中には具体的な役割対象が絞り込めず選出は控えめ。
どくどくと黒い霧で要塞化を防ぐのが主な役割ですが、環境的に要塞型はいないんですよね・・・
いわゆるザコ狩り性能が高いので捨てゲー勢に選出されてそのせいで勝率がいいだけっぽい。
ああでも、今大会一番熱かった試合に出て最後に落ちたのがこの子でした。(ナチュラルに負けていくスタイル)
3体に有利だし残りも熱湯の通りがいいなー→よく考えたら3体全部エスパーとかいう超絶不利ゲー。(自爆)
ながーいサイクル戦の末グロスの思念で1発で怯んで負けました。再生が追いついていたので4回前後で怯むかどうかのゲームだったんですが。
シナリオで使っていたのもあって活躍の割に思い入れはありますね。
NNはそのシナリオで使ったヒドイデのNN「ルドイア」がアイドルの逆読み+ドイの一致という神懸ったセンスを爆発させてしまったので
それに似せようと逆読みしたところ「デイドヒド」だったので「デイドリーム:白昼夢」の逆読み「ムリドイデ」になりました。無理ってのもまたイメージにあっててお気に入り。

ヤレユータン/♀/NN:グレユータン inムーンボール
 特性:せいしんりょく
 性格:れいせい
持ち物:エスパーZ
努力値:h252-b4-c252
実数値:H384-A*-B197-C306-D256-S112
調整先:S=最遅
トリックルーム シャドーボール サイコキネシス イカサマ


マーシャドーの大本命にしてその他の幻もまとめて見てしまおうという欲張り枠。
霊無効はミミロップも同様ですが、こちらは格闘当倍かつ弱点が突けるので圧倒的に有利。
加えてトリルを展開することでリーサルウエポンの補助もこなすまさしく策士といった風格。
トリルは前回のリベンジもかねていますね。今度は精神力+Zだぞオラァ!
しかしながら。はい。やはりマーシャドーがいないと選出しづらい。途中まで選出ゼロでしたもん。初選出が14戦目でそれ以降はかなり出してる。
初戦では自分でトリル張ったの忘れたのが原因で負けてるし。これはひどい
構築段階ではトリル→落ちるの予定だったのがトリル→ちょっと粘る→落ちるになったせいでターン管理がずれて
落ちた瞬間にはもうトリル切れている感覚になってたせいです。ダブルとはちょっと勝手が違ったんだよぅ。
マーシャドー以外にも、セルフトリルアタッカーとしての役割も考えていてZになっているのはそのためですね。
Z技の打ち分けは戦術上非常に強いと考えていて、今回それを試してみたんですが
エスパーの通りがよくなさすぎて撃つタイミングがほとんどなかったですね・・・
唯一撃てたタイミングがギャラドスとの対面。メガ見えてない状態で撃てねーよ。
逆にトリルZは綺麗に挑発読みで決めて勝ちに繋げた試合がめちゃくちゃ嬉しかったですね。
NNは英語名に含まれる「guru:教祖」を引いてきて、采配を使わず自力で殴るということで「グレる」とかけました。

マギアナ/-/NN:マギカマキナ inプレシャスボール
 特性:ソウルハート
 性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
努力値:h252-b4-c252
実数値:H364-A203-B267-C394-D266-S166
フルールカノン ラスターカノン ボルトチェンジ シャドーボール


幻枠。パーティのアイドル枠にしてメイン火力という6世代のディアンシーの流れを汲むポケモン
エスパーが多い幻枠はほとんどがマーシャドーに弱く、有利に立てるのはごく少数。
ステロや鬼火での補助から全抜きが爽快で今大会最多撃墜数を誇ると思われる。
構成はおそらくあまりないと思われるメガネ型。打ち分け可能な珠と悩みに悩んだ結果、火力を取ってメガネに。
特攻の倍率が、フルカで相手を落とせるという前提だとソウルハートと合わせて1.5→1.0→0.75で推移するので
フルカで落とせる=次も通常火力で撃てる、となるので居座りやすいのがメリットです。
ラスカでは倍率が1.5→2.25→3.0なので起点さえ作れれば命中含めこっちのがいいんですが、いかんせん通りがあまり良くなくて。
対戦では600族としてかなりの耐久力を見せてくれ、トリルの補助がなくとも存分に活躍してくれました。
シャドボだけは撃つ機会がなかったので結果論では他の技だったんですが、対幻を意識した採用なのでしょうがないです。
ボルチェンは通常のマギアナだとアンシナですが使用感は悪くなかった。
10万も覚えますが、火力が欲しければフルカを撃つわけだし。サイクルを意識した今回のパーティではジャストフィットといったところ。
NNはこれまた絶対被っている。「magica:魔術」「machina:機械」なんですが、まどマギの流れで絶対被ってるなと。
どっちもラテン語でそもそもの名前の由来になってるだろう単語だから動かしようがないしひねるとそのまま「マギアナ」になっちゃうっていう。
ポケモンのNN考えていると元の名前がいかに完成されているかっていうのがわかりますね。

パーティ総評

最終レートは1595(-負け1戦)。
今回の環境読みは半分当たり半分はずれ。
幻自体はそこそこ見たものの、マーシャドーは1回見ただけで選出されず。(メタが露骨すぎて出せなかった?)
幻にはエスパーが多いのでマギアナには打点がなく、選出リスクがほぼなかった。
マギアナが出せないパーティはなかったんじゃなかろうか。そりゃ出さないことはあったけど。
要するにメガクチートの特殊版みたいなものなのでそりゃ強いわなと。
マーシャドーミミッキュが多いという読みが外れた結果で落としてる試合もあるのでポケモン傾向という点ははずれでした。
逆にあたったのは通常レートで見るパーティが多いという点。
このルール、何も考えずに普段のパーティを流用すればそれなりには戦えるんですよ。
穴となるマーシャドーをどうするかだけ考えておけばあとは地力でどうとでもなるので。
それを考えて今回はサイクルパーティでよく使われるポケモンを積極的に採用し、自分の勝ち筋を通しながら動くことが出来たのはよかったです。
ただ、種族被りを排除してしまうとまず間違いなく勝てないのでステロトリルやヤミラミの挑発での勝ち筋の補強を意識しました。
実際に当たった種族被りはエンジョイ勢のミュウ2体、ゲッコウガ統一、ボーマンダ2体だけでした。


終戦ボーマンダ2体のパーティはとても強かった。
それまでの対戦で、このパーティはボーマンダが辛いというのが分かっていて、
その上でパーティに合わせてより刺さっている型のマンダを選出されるというのは苦しかった。
初手ヤミラミの挑発でごまかそうとしたら空元気撃ってきてもうお通夜モード。舞わずにあんな火力出るなんて・・・
一応マギアナが有利ではあるんですが地震は当然2確で舞ってたらもう無理なので。
マンダはこの2体でと思っていたんですが、それ以前にも鬼火外して負けたり、散々有利に進めてたのに身代わり持ってたら負けの局面が出たり(なかったので勝った)
7世代で初めてのメガマンダでしたが実際に対戦するとこのおかしさがよくわかりますね。1ターン与えただけで負けに直結する。
ここら辺はこれまでダブルとかメガ石禁止とかでしかやってこなかったので危険性が把握できてなかったってのが原因ですね。


幻枠の話。
僕が使えるのがミュウ(VC)、ミュウ(6th)、ジラーチ(4th)、デオキシス(6th)、シェイミ(4th)、マギアナ(7th)で
最初は普通にデオキシスを使おうと思ってたんですがステロが流行っちゃうと対面構築は辛そうだなと思ったので一旦諦め、
その後完全に忘れていたマギアナがパーティにも環境にもマッチすると気付いて採用。3回ぐらいで4V1Uのめざ地が出てくれた。
Uが特攻だったので王冠は2箇所使いましたけどね。
お遊び気分もいくらかあったんですが、想像以上に活躍してくれてかなり愛着が沸きました。
プレシャス入りのポケモンを使う機会ってあまりないのでオシャボ勢としても嬉しかったです。


対戦で面白かったのはXYサトシ統一ですね。サトピカZとサトシゲッコウガも出してきてくれて。
あとは普通のサイクル戦が結構できたので久々のシングルバトルとしても楽しかったです。通常レートにも潜りたくないわけじゃないんだけどなぁ。


終結果が発表されたらまた書きます。

*1:ぐぐったら虞美人草でした。好きな作品だ。