怖そうなポケモン限定のシングル大会。
ということで重要そうなデータをピックアップしてみます。
タイプ分布
タイプ | 個体数 |
---|---|
ノーマル | 10 |
どく | 22 |
むし | 11 |
かくとう | 4 |
エスパー | 15 |
ゴースト | 31 |
あく | 30 |
はがね | 4 |
フェアリー | 6 |
するとその悪を対策するためのフェアリー・格闘・虫の採用もセットとなりそうだが、
フェアリー・格闘は使用可能なポケモンがこれまた極端に少ない。
フェアリーは「バリヤード・グランブル・クチート・ペロリーム・マシェード・ミミッキュ」でメガなしなので実質5体。というか純粋なパワーではミミッキュ1体か。
ただバリヤードの技範囲やグランブルの威嚇、ペロリームの不眠にドヒドマシェードの相性補完とそれぞれ強みはあるのは面白い。
格闘は「ドクロッグ・ゴロンダ・キテルグマ・マーシャドー」とそれぞれ特徴的な固有タイプを持った4体。マーシャドーは別格としてもそれぞれ活躍の場はありそう。
おそらくゴロンダ・キテルグマの採用率はトップ10入りすると思われる。
悪タイプはほとんどのポケモンが参加可能。使えないのがバンギラス・ゲッコウガぐらい。
唯一の一般600族サザンドラは目玉だが、フェアリー格闘の採用率が高いと動きづらいか。
禁止伝説のもう1体ダークライは6割で行動不能+タスキ潰しをしてくるためこれも要対策。重力とあわせるスタイルも可能。
トップメタとなるマーシャドーの専用技をすかせるノーマルの需要は低くない。
中でも「ラッタ・メタモン・イーブイ・ヨルノズク・バクオング・キテルグマ・タイプ:ヌル・シルヴァディ」は固有の強さや環境への適性が高い。
イーブイはZ後自身で居座ることでスチールされずに行動でき、ヨルノズクは特殊に硬く遂行技を持てる不眠、
バクオングはきもったま爆音波の一貫が高く、タイプ:ヌルは奇石で最高耐久指数・遂行技も十分。
また、もう1体のトップメタ・ミミッキュに対するタイプとして鋼を確認すると
「クチート・キリキザン・ニダンギル・ギルガルド」のみ。ニダンギルをあえて採用する意味があるか微妙なことを考えると実質3体。
こう見るとミミッキュ対策としてはクチートの採用も考えられるのではと思えてくる。
まぁキザンガルドの2強でしょうが。どちらもタイプが優秀で火力も持っているためエース運用可能。
以上から、基本的なパーティ構成としては「悪:1〜2、フェアリー・鋼・格闘:2〜3」まではほぼ確定すると思ってます。
悪の一貫を切らないことにはまともな試合にならないでしょう。
種族値ランキング上位
ACSは120以上、耐久は特化指数30000以上。数値未満でも特記すべきポケモンは載せています。
これだけが強さでないにしても、パーティ構築段階で詰まないようにはしたい。
攻撃
ギルガルドBF
ギガイアス
ダダリン
アブソル
ズガドーン
カイロス
ドンカラス
キリキザン
キテルグマ
グソクムシャ
マーシャドー
ゴルーグ
ゴロンダ
エレキブル
グランブル
サメハダー
シザリガー
マニューラ
ガラガラ
ガラガラA
オニシズクモ
特攻
デンジュモク
ズガドーン
フーパ
ギルガルドBF
シャンデラ
ダークライ
ウルガモス
ゲンガー
エーフィ
アーゴヨン
ウツロイド
サザンドラ
オーベム
ブーバーン
ゾロアーク
物理耐久指数
モジャンボ
グソクムシャ
ギガイアス
アクジキング
バルジーナ
ギルガルドSF
ニダンギル
パンプジン特
ブラッキー
ソーナンス
デスカーン
グライオン
ドヒドイデ
パンプジン大
オムスター
シロデスナ
キテルグマ
パンプジン中
タイプ:ヌル
シルヴァディ
マタドガス
ガオガエン
ドラピオン
モンジャラ
ヨノワール
サザンドラ
パンプジン小
マルノーム
サマヨール
特殊耐久指数
ウツロイド
ブラッキー
アクジキング
フーパ
ギルガルドSF
ソーナンス
ブルンゲル
ベトベトン
ベトベトンA
オニシズクモ
ドククラゲ
スリーパー
バルジーナ
ヨルノズク
ドヒドイデ
ウルガモス
タイプ:ヌル
シルヴァディ
ネンドール
ガオガエン
ゴチルゼル
ヨノワール
サザンドラ
ジュナイパー
マーシャドー
マルノーム
サマヨール
ギガイアス
個別対策
マーシャドー
特殊ルールでは毎回トップ使用率という驚異的な強さを見せる速攻アタッカー。
ゴースト・格闘はタイプ受けが不可能であり、限定ルール下では数値受けできるポケモンが限られることも追い風となっている。
今回は「バルジーナ・グライオン・ドヒドイデ・キテルグマ・マタドガス」が抜群を取られない高耐久。
ゴツメでタスキ潰し・削りを入れて有利に立ちたい。ただし三色パンチ込みだと4倍持ちは辛い。
アタッカー勝負をするにも、タスキを潰しながら行動できるポケモンがいないので基本的に不利。
ミミッキュ
通常ルールではもちろん、特殊ルールでは対抗札が限られるためさらに厄介になるポケモン。
今回の型破りは「カイロス・バスラオ・ゴロンダ」のみで皮潰しは不可能か。
アタッカーなら鬼火、耐久ならどくどくで崩したいが初めからそれがわかったら苦労はない。
鋼もほとんどおらず、実質独擅場になると思われる。
ダークライ
おそらく特殊ルールでの解禁は初。ダークホールの命中率が下がったものの、シングルではさいみんじゅつが使えるため依然として脅威。
マーシャドーに素早さで負けているのが辛いが上から催眠と広い技範囲で弱点をつくことで全ポケモンに有利を取ってくる。
火力はさほどではないにしても耐久力無視のナイトメアのせいで数値受けが安定しない。
確実なのは催眠対策。ラムカゴ・どくどくだまかえんだま、やるきふみんスイートベール。マジックミラーはエーフィしかいないためギリギリ。
ガオガエン
最近ウワサのすごい奴。
悪タイプでありながら今回のフェアリー全てに弱くはないのが嬉しい。
じめん・みずタイプの強力なポケモンが少ないためほのおタイプの耐性のよさが際立つ。
こっそり採用率トップ5と目している。最上位は上述三種だろうから実質4-5予想。となると微妙な気がしてきた。
オニゴーリ
メガがないため確実にムラっけ型。ねばねばネット・へびにらみ役はそこそこいるため構築は可能。
ただし、身代わり貫通・ランク上昇奪取のシャドースチールがトップメタとなるため環境単位ではかなり辛い。
一応回避率が上がっていれば避けられるが、それすら奪われた場合はまず負け。
対策は必要だが、使えば勝てるというポケモンでもない微妙な立ち位置。
ギガイアス
火力・耐久両面でトップクラスの天候特性。
すなかきがいないためコンボはかなり辛いが繰り出し回数は稼ぎやすく、タスキをけん制できるのはおいしい。
圧力をかけづらいため要対策かというとそこまで。
ユキノオー
タスキ潰しとしてはより有用な天候特性。
草・氷がともに普段より通りがよくないということで単体性能は微妙か。
並び対策
イーブイ・バクオング
エボルブバトンからのきもったまバクオングで一貫をとる動き。
シンプルに強い。ばくおんぱを半減できるのはウツロイド・ギルガルド・ギガイアス。それ以外はおそらく2確以内。
積み構築で唯一目のありそうなのがこれ。他と違ってシャドースチールされないのが強み。
イーブイを止められるかが勝負。
まとめ
とにかく悪が強い、悪が主体のルールになります。
それに対してどういった対策を用意するかが鍵です。
幻ポケモンの強さは抜きん出ていますが、持っていなくても楽しめるルールだと思うのでぜひ参加してみてください。