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カントー×アローラ 反省会

並びはアローラ図鑑順+番外。(どう並べるかめっちゃ悩んだ)

パーティ概要

今大会、使用解禁されかつ環境に大きく影響を及ぼすと思われるポケモンというのは限られていまして、
純粋なパワーのあるサンダー、炎アタッカー不足の中突出した性能を持つファイヤー、フェアリー全盛環境にNOをつきつける(だけのスペックがある)毒タイプ数匹。
また、大きな要素として初代限定の一撃必殺持ちポケモンが使用可能。公式大会で解禁されるのは初。
加えて、解禁済みレートでも非メガで上位に入っているのが
カプ、ガブリアスミミッキュパルシェンテッカグヤポリゴン2カイリュージバコイル


これを受け、幅広く刺さるメタとして僕が目を付けたのが、ステルスロック
おそらく数を最も増やすであろうサンダーファイヤーに刺さり、
全抜き性能の高いパルシェンカイリューガブリアスに刺さり、
さらに一撃対策で採用されるであろう頑丈持ちポケモンにも刺さる。
これほど無差別に刺さる技が弱いはずがない。毎試合撒くことになるだろう。
今にして思えば、この時僕の周りにただよい始めたのは不穏な空気だったのかもしれない。
あと、せっかくだから初代ポケモン使いたい。

パーティメンバー紹介

ベロリンガ/♂/NN:なめりん inモンスターボール from_Gen1
 特性:ノーてんき
 性格:ずぶとい
持ち物:しんかのきせき
努力値:h252-b252-d4
実数値:H197-A*-B139-C*-D96-S50
調整先:ぶっぱ。無補正ガブリアスげきりん乱3(55%)
ちきゅうなげ ねむる じわれ ねごと

選出数 5
先発数 3
勝利数 3
選出率 11.1%
勝率 60.0%

今回の目玉。今回の目玉!(大事なことなので2回目は強調しました。)
一撃技を覚え、それなりの硬さもあり、特性も優秀。これは軸とするに足るポケモンだろうということで構築の軸としました。
・・・してたはずなんですが。
選出率11.1%とかいうもういなくてもよかったんじゃないかという数字。
あのですね。これはやっぱりパーティの試運転がなかったせいなんです。どういう相手に出していいのかわからなかったんです。
事前の計算で、無補正130族の一致120が等倍ですら受からないというのがわかっていまして、そうなると、アタッカー相手には出せないんです。
ただ弱点を突かれにくいというだけでBに振ったのが間違いでした。等倍ぐらい4確に抑えてくれるだろうと。Dのがまだ役割持てそうだった。
特性で潰したい天候始動要員も軒並み特殊ATなので、D特化が正解でしたね。(物理だと持ち物なしヤドランのが硬くて同じ構成可能・・・)
いきなり反省から始まってしまった。
試合数も1/3を超えた辺りから初めて選出、その試合には負けてしまったものの、使用感を得て選出相手を選べば戦えることが判明。
その後は出ればなんとなく役に立ってくれるマスコット的な立ち位置に落ち着きました。寝言の引きが非常に良く、育ちの良さが窺えます。
もっと積極的に選出できていれば結果が変わっていたかもという試合も序盤からずっとあって、天候メタとしての性能は侮れないところがあると感じました、
と同時に十分に力を引き出してあげられなかったのが申し訳ない限りです。
役割的には耐久潰し。天候要員は補正さえなければ火力が出ないのでターン稼ぎにも十分役立ちました。
個体の話をすると、VCに触れる機会がもらえてその意味でも楽しませてもらいました。30体送ったうちHBDSはこの子だけ。Aが無駄に高かったのだけど採用。
NNは初代赤緑のNPCから貰える「なめぞう」を基に、性別がどちらになっても通用するように。「ベロ"リン"ガ」にもかかってます。

カプ・テテフ/-/NN:プレ・レフア inヒールボール
 特性:サイコメイカ
 性格:ひかえめ
持ち物:こだわりスカーフ
努力値:h108-b4-c252-d4-s140
実数値:H159-A*-B96-C200-D136-S133
調整先:H=余りで16n-1、S=スカーフで最速130族抜かれ調整
サイコキネシス 10まんボルト ムーンフォース シャドーボール

選出数 29
先発数 10
勝利数 19
選出率 64.4%
勝率 65.5%

事実上の今回のエース。
軸となるベロリンガの障害を排除するために召集された自走砲
格闘避けの傘としてはもちろん、分かりやすい数値の押し付けができるので勝ち筋として動かしやすいだろうと。
地味に相性補完は優秀で、サイクルを意識したパーティとしていくことがここで決まりました。
しかし結局、この子を勝ち筋に据えるのが一番強くて分かりやすいんだよね、ってことに落ち着いてしまいこの戦績。残りの4体もこの子のカバーを考えて入れたしなぁ。
全体を通して意図通りの動きをしてくれた正真正銘のエース。こだわりの扱いも構築でカバーできていたと思います。
特徴的なのはこのS調整でしょうか。コケコ抜かれ調整にしとけば偶発対面でフィールドとれるしスカーフばれないんじゃね、という発想。
これがどれほど有効だったのかは定かでないんですが、このおかげで1舞カイリューを抜けなくなって詰む事態が発生。これはいかんかった。
でも耐久振ったせいなのか、リアルタスキを2回も披露してくれたエンターティナー。おかげで勝てたり。(運勝ち)
使っていてフィールド管理だとかこだわり解除のためのクッションを意識したりだとかの立ち回りは身について、窮屈な思いはせずに済みました。
これがいわゆる厨ポケってやつなんでしょうね。素人でも扱いやすい。変な調整してても。
この子の突破力でもステロでの削りがあるとないとでは全く違うので、コンセプト的にも正しい採用だったと思います。
NNはあまり考えてなかったのだけど、「プレレフア(ハワイ語の蝶)」を守り神っぽくしたら可愛かったので。
でもこれ、フレアっぽいからめざ炎欲しいよね。

ベトベトン(アローラ)/♀/NN:ヨコシマ inフレンドボール
 特性:どくしゅ
 性格:いじっぱり
持ち物:とつげきチョッキ
努力値:h212-a244-d52
実数値:H207-A171-B95-C*-D127-S70
調整先:HD=Hを確保しながら補正ありメガネテテフのムンフォ3確、A=余り
どくづき はたきおとす かげうち クリアスモッグ

選出数 27
先発数 9
勝利数 16
選出率 60.0%
勝率 59.2%

前回大会から唯一の連続出場。技構成で唯一変わったのが「がんせきふうじ→クリアスモッグ」。
テテフでテテフを見ることは可能かと考えた時、まぁ無理だろうと。役割集中も怖い。
崩しを意識した技構成で、勝ちパターンの見えている相手にすっと刺すのが主な動き。
対面からミミパルカイリューイーブイナマコブシのバトンからの全抜きを止めにいく。後者は後投げから十分間に合う。前者はテテフ以外なら犠牲フライでなんとか。
くいしんぼうでの育てなおしももちろん考えたんですが、どくしゅの使用感が抜けず継続採用。きちんと期待通り動いてくれたので満足。
エスパー・悪の一貫を切ってくれるのがやはり頼もしく、パーティの誰とも相性補完が出来、見た目どおり柔軟に穴埋めしてくれました。後出率めっちゃ高い。
今回信頼度が一番高かったのはこの子ですかね。使用歴もあるし、動きにランダム性や縛りがないので使いやすかった。
NNは前回も紹介したけど「邪」「横縞」から。

ガラガラ(アローラ)/♂/NN:ヌミダエ inサファリボール from_Gen6
 特性:ひらいしん
 性格:いじっぱり
持ち物:ふといホネ
努力値:h252-a44-b4-d68-s140
実数値:H167-A116-B131-C*-D109-S83
調整先:HD=Hを確保しながら無補正ファイヤーのエアスラッシュ3確、A=余り
シャドーボーン フレアドライブ じしん ステルスロック

選出数 28
先発数 16
勝利数 17
選出率 62.2%
勝率 60.7%

やっとコンセプトに関係する子出てきた。
ステルスロックを撒け、ファイヤーサンダーに後出しして流せるポケモンとしてあがったのがこの子。
最初はウインディだった炎枠を掻っ攫って見事大活躍を収めました。
まぁ、ステロを撒くことはあんまりなかったんですけどね・・・(後述)
役割的には特殊相手に繰り出しながら火力を押し付けていくサイクル要員。
ではあるのだけど、Sにかなり振って重くなりがちなガラベトンに対面性能を確保してます。でも出くわさなかったかな。(あれ、じゃあ無駄じゃんこれ・・・?)
火力はまぁ十分、2確取れない相手はほとんどいなかったのでもっと振っておけばってのは全然感じませんでした。どちらかというと耐久かなー。まだ足りない。
耐性の優秀さは圧巻で、とりえず有利が取れちゃうので選出率はテテフについで2位。パーティ内の補完が優秀で、有利な選出を通しやすくしてくれました。
ステロ以外は遂行技で固めただけのオーソドックスな型ですが、丸さがあってやはり使いやすかった。
NNはちょっと凝っていて、「ガラ」という紀元前500年ごろのアフリカ北部のヌミディアという国の王様がいて、
その「ガラ王」たちは自分達を「マッシュリー」と自称していたんですが、ローマの人は「ヌミダエ(ヌミディア人)」と呼んでいたそうなのです。(wikipedia読み上げ)
ローマってのは地理的にはフランスを含みますので、6世代(カロス)出身のこの子はローマ名称の「ヌミダエ」と名づけました。産んだのORだけど。

エアームド/♀/NN:ジンバオリ inヘビーボール
 特性:がんじょう
 性格:わんぱく
持ち物:ゴツゴツメット
努力値:h252-a4-b252
実数値:H172-A101-B211-C*-D90-S90
調整先:ぶっぱ。
ドリルくちばし のろい はねやすめ どくどく

選出数 26
先発数 2
勝利数 15
選出率 57.7%
勝率 57.6%

我らが物理受けオブ物理受け。
当初のステロ撒き担当。パーティの誰も耐久ポケ抜けない説が浮上したためどくどくをねじ込まれた。
言うまでもなく物理を封殺するのが役割。環境的に要注意ポケが少ないため動きやすい。
はずなのですが。
今回使っていて一番難しいと思ったのがこの子でした。
というのも、急所だの不意のZワザだので思ったように受けきれないことが何度もありまして。
急所はともかく、Zワザは結構多くの物理ポケがもっていて、ああこれでムドー対策してるんだなぁなんて思いながら沈められてました。
物理受けが実質この子しかいないことで相手としてはむしろ通しやすいんですよね。
1発受けるぐらいなら問題ないんですが、それで2確に押し込まれてしまうのが辛い。それ読みで羽が出来ればいいんだけども。
心理的にはやっぱり有利体面で羽からは入れないんですよね。毒か鈍いで様子を見たい。
で、危ないかもってのを学んで羽から入ったら普通に無償交換されたりね。ここはもうパーティのZ枠を見極めるしかないんでしょうが。
再生回復持ちだと急所の有無ってのは勝敗に直結するわけで、相手の型を読みきって最終対面作って急所負けしたってのが前にも愚痴った初回負けのパターン。
急所1回で覆る対面は有利体面とは言わないという事を学びました。急所警戒で羽連打でPP枯らしなんてしてたら追加効果引くしね。
はまったときの堅牢さはとんでもないんだけどねぇ。
技構成でもあれが欲しいこれが欲しいってのが常にありました。
ちょうはつ、ステルスロック、ふきとばし。どくは一番いらなかったかもしれない。
ていうか皆ムドーの前でよく積めるよね。吹き飛ばし警戒しないの?最低4段UPじゃないと抜けないよ?しかしその強気過ぎる択が読めなくて負けた試合も。
NNは鎧鳥ポケモンの上にゴツメをつけているので、鎧の上につける「陣羽織」。「羽」の字も入ってぴったりなんじゃないでしょうか。

トリトドン/♀/NN:アメクダシ inダイブボール from_Gen6
 特性:よびみず
 性格:ひかえめ
持ち物:たべのこし
努力値:h132-c252-d124
実数値:H203-A*-B88-C158-D118-S59
調整先:HD=無補正コケコのマジシャ4確。メガネくさむすびでも1乱(6.3%)。

選出数 20
先発数 5
勝利数 11
選出率 44.4%
勝率 55.0%

水タイプが重かったために採用した枠。
しかし、出会ったパーティに水タイプがほっとんどいなかった。
カプ・レヒレがそこそこいたぐらいで、基本的に電気の一貫を切るために選出するのがほとんど。
パーティに氷技持ちが他にいないため、カイリュー相手には積極的に選出していたはず。
だのに調整先はコケコとかいうちぐはぐ具合。こりゃ選出できませんわ。
特殊アタッカーとしても電気受けとしても特殊受けとしても他と役割が被って、完全にスペア的ポジションだった。
結果的に枠としては浮いてしまったけど、電気受け2枚(特殊受けにいたっては3枚!)体制のおかげでエアームドが動きやすかったのはあると思う。
自身の4倍弱点も上手く隠せて隙のない動きが出来ていたかと。まー鈍足ゆえの負け筋を引いたりと勝ち星には恵まれなかったかなぁ。
構築の完成度を考えたらこれはいい結果と捉えてもいい気がするんだけど、活躍の場が少なかったのはかわいそうだったかも。
NNは「アメフラシ」をもじって「降す(負かす)」で雨対策っぽく。天候対策も被ってる・・・

大会総括


大会戦績:45戦27勝18敗
最終レート:1609 +1勝(公式集計待ち)


またも、なんですが。
環境を読み間違えましたぁあああー!
だーれもファイヤー使ってないじゃん!終わり際に1回出されただけだよ!サンダーも2回しか見かけてないよ!選出0だよ!
カントー要素は環境に全く影響を与えなかったといっていいでしょう。なんてこったい。
ちなみに負け試合にはカントー勢がかかわってるのが割りと多いですね。力尽くニドキング、珠バナ、オウム返しZドードリオ。解禁済みも入れたらカイリューパルシェンカイリキー・・・
初代強いな?!
それと、ステロでタスキマルスケ頑丈を見るって話。
先発で出されたら意味ないんだわこれ。ガラガラで対面しても勝てないんだこれ。
相手もムドー見て警戒してくるんでしょうね。やるなら先発だと。ムドーさえ抜ければ裏に物理ATもう1体おいとけば勝てると。
ステロ+クリアスモッグ+ムドーでどうとでもなると思ってただけに、パルシェンの全抜き性能にはお手上げ。
ていうかホントパルシェンってどうやって安定して倒すんだ。誰かパルシェンの倒し方まとめ動画あげてくれ。
そんなこんなで単に対面性能の低いパーティになってしまった結果、積みエースに蹂躙される展開が頻発と。
想定通りサイクル戦が出来た試合でも相手のが上手かったり地面一貫が厳しすぎてムドーに役割集中したりで負けやすかったかな。
自分が一方的にサイクルしてると勝ちパターンなんだけど、相手も交換多用する試合だと読み負けたりやっぱりこっちのが見通し甘かったりで変な居座りしちゃうんだよね。
それと例によって試運転の大事さ。ベロリンガの構成を変えないまでも、せめて出せる相手が見えていればもうちょっと結果は違った、と思う。
パーティ単位での反省としては、
ベロリンガをD特化に
・ガラガラのSを削ってADへ
エアームドのどくどくをふきとばしに
トリトドンの役割対象をカプ・レヒレに(ムンフォ3確調整を)
ってところか。環境よりも使用感がつかめてないのが大きかったかなぁ。
ポケモンとしてはベロリンガ以外は普通に強いところ集めたのもあって抜くべきって子はいなかったと思います。
ベロリンガ抜けても相性補完変わらんし同じパーティで戦ってもよさそう。そろえるならカビゴンにでもしてみる?
最初は鈍足ばかりだったのでミミッキュでトリルもしようとか考えてたんですけどね。
ていうかミミッキュはギリギリまで使う予定だったんですけど、テテフとゴーストが被るのはまずいかもってことで抜けました。その後ガラガラ入れてるけど(
パーティ組むと悪の一貫切るのが難しいですねー。ベトンもなんだかんだ早期に確定しちゃって。
電気受けを誰にするかってのがかなり迷って、最初はクワガノンにしようと。孵化までほぼ終わっちゃってるの。
結局強いところに落ち着いたけども、クワガノンは炎弱点がムドーと被るんだよねー。ファイヤーに勝てないってので断念。
パル絶対倒すマンとしてニョロボンもギリギリまで候補でした。心の目地割れもあったし。
紆余曲折はあったけど、結果としては穴らしい穴はないメンバーが揃ったのでまぁ満足ですかね。パルカイリューにも全敗したわけではないし。


次回大会はまだ出てないけど、世界大会予選ってことなのかな。
前回ダブルのリベンジ・・・と言いたい所だけど、バグ発生リスクのせいで同じ構築は使えないからやるなら最初から組みなおしなんだよな。
それで面白い構築が見つかればまた考えてみたいけど・・・
いろいろやることもあるしちょっと休暇としてもいいかもしれない。わからん、暇ならやっぱりやるだろう。日程も自由みたいだし。