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JCS予選反省会 今回のコンセプト

最終的に、全部合わせて30戦ぐらいして、まともに戦って勝てたのは5回もない。
いい勝負はしてたり、最後のエッジ外して逆転負けされたりみたいなのもあったけども、結果は全て変わりない。
全然勝ってない!
フリフォコントロールでそれなりに勝ててたのってもしかしてマジでコンセプト的に強かったからなんじゃないですか。
(・・・多分国内のガチ勢と当たったのは同じように負けてたんだろうなぁ)
にしても、今回のコンセプトが僕の手に余っていたというのも事実。
さて、そのコンセプトとは。


キュワワーかわいい。
はい。
ダブルで面白い要素って何かないかなーと探しているときにふっと目に入ったキュワワー。かわいい。
ダブル向けの個性的なデザインをされていながら、WCSルールでもあまり振るわないポケモン
これを活かせるパーティを考えるのって楽しそう。ということで構築を始めました。


まず目に付くのがヒーリングシフト。これぞキュワワー。かわいい。
優先度+3と味方を回復するフラワーヒールをベースに考えて、シンプルに相性がいいと感じたのはカプ・ブルルでした。ふたりはブルキュワ。
フラワーヒールの回復量はグラスフィールド下では2/3となり、ブルルはウッドハンマーで体力を削りながら超火力を連発できます。
しかしこれではあまりにも毒・鋼に弱すぎる。同タイプの並びを成立させるのはかなりの強みがないと辛いものです。
それらの全体攻撃がほぼないため、弱点は実はそんなに気にならなくて、それらに通せる技がないことが問題でした。


上位の鋼、ていうかテッカグヤに強く、かつキュワワー(かわいい)が活かせるポケモン
ここでゴローニャAが出てくるわけですね。これも新登場かつ研究があまり進んでいないと思われるポケモン。ふたりはゴロキュワ。
カグヤへの対抗心だけで思いついた割に本当に相性補完は良く、ブルルよりもキュワワーとのシナジーが高いと判断し、パーティの軸となりました。
相性のいいのはタイプだけではなく、トリックルームはもとより、アローラ最速(好天時)のおさきにどうぞとも妙なシナジーが生まれているのがポイント。
ここでキュワワーの役割が確定しました。
単独スイッチトリルキュワワーかわいい
具体的には、鈍足アタッカーをトリル運用したりお先で動かしたりするまさにキュワワーを司令塔としたパーティ。姫構築と呼ぼう。

キュワワー/♀/NN:オハイアリイ inラブラブボール
 特性:ヒーリングシフト
 性格:おくびょう
持ち物:メンタルハーブ
努力値:h252-d36-s228
実数値:H158-A51-B114-C102-D130-S163
調整先:S=最速ミミッキュ(96族)抜き
トリックルーム フラワーヒール おさきにどうぞ ドレインキッス

日程<A>使用パーティ
キュワワー カプ・ブルル ゴローニャA ママンボウ ベトベトンA カミツルギ

キュワワーのトリル率は非常に高く、HSとそれなりの耐久でトリル後も活躍できるのが始動役としての強みでした。
しかしながら、競合のトリル始動役が強いのなんの。使用率7位ポリゴン2、15位ミミッキュ、31位ヤレユータンが強いだけじゃなく個性的。キュワワーは68位^^;
それらとの違いを明確にしながらかつ強い構築にしていかないといけないわけです。(改めて考えてみると超むずいじゃんこれ・・・)
それじゃあそいつらの違いは?と考えると、『トリルしなくても速い』というのが最も大きな違いなのかなと。
無条件先制のトリル持ちキュワワーで、あえてSにほぼ全振りしてまでおさきにどうぞを採用したのはその考えからでした。
(参考:珠特化ゴローニャAのストーンエッジでH振りウインディ乱1、エレキスキンすてみタックルで全テッカグヤ確1。)
技の取捨選択は難しく、トリルと特にドレインキッスは悩んだ末の採用でしたが、やはり優先度+3は強かったです。
トリルについてはトリルはトリルで返すのが一番ということで採用しました。コータスカビゴンのような本家トリルアタッカーにはS負けするので返さないといけないのです。
運用はもちろん基本初手でアタッカーと並べて、出てきた相手に合わせてトリル/お先を決めていき、やることがなければ回復かタスキ潰し。
書いてみると、そして構想時にはシンプルで分かりやすい動きだと思っていたんですが、実戦になるとまー上手くいかない。
アタッカーが1体しかいなくなる都合、相手のアタッカー2体にそれぞれが縛られる状況だと非常に辛い。
何より、ガブリアスに無防備なのが問題点。散々言っていたガブが重いというのはここです。コンセプト上、毒づきガブに勝てないんです。
トップメタのフェアリータイプであることの重税に耐えるだけのパワーはないというのが寸評。
ガブ1体をどうにかできたとして、もう1体がキュワワー+1体の両方に有効打のない場面というのはまずありませんでした。
ガブへの後出しが安定するポケモンもいなくもないのですが、当然トップメタ、そのメタのメタもやはり当然あるわけで。


とにかくやりたいのは初手対面の有利不利をひっくり返すこと。
トリル読みでキュワワーを落としにくるテッカグヤを、隣で見てたつもりのゴローニャでぶっ飛ばす。
こんな感じのいわゆるノーガード戦法でキュワワーへの対策を潰したら隣のアタッカーで暴れまわる。
実際には1回上手く行ってもまだ対策がいたり、アタッカーの突破力が低かったりで意表をついて終わりになりやすかった。


キュワワーが1ターン生き残らないことにはウインディ程度のアタッカーからでも蹂躙される中〜低速のパーティなのでキュワワーは残さないといけないのですが
相手のキュワワーへの対応がバラバラだったのを非常に感じました。
トリル読みで集中攻撃してきたり(一番きつい)、しばらく放置して打点がないのを確認したら最後まで残したり(これは一応予定通り)。
マイナーゆえにテンプレ回答がない、というよりは
パーティの相性(トリルされると辛い)・理解度(トリルさえ潰せば負け筋消える)の違いなのかなぁとか。
それを読んだ構築・選出・立ち回りが出来ればこの型のキュワワーでももうちょっと頑張れるとは思うんですが、僕にはまだ早かった。