かなーり時期を逸した感はあるけどギリギリ間に合ってる気がするうちに書いてしまおう。
とりあえず個別まとめ。
まずは使用率トップ12。
順位 | ポケモン名 | 主な用途 | 備考 |
1 | カイリュー | 物理積みアタッカー | ほぼいじ竜舞 |
2 | ハッサム | 鈍足物理アタッカー | 剣舞多めで次点がハチマキ |
3 | マリルリ | 鈍足物理アタッカー | 草食はほぼ居らず半分は腹太鼓型 |
4 | ゲンガー | 高速特殊アタッカー | ほぼタスキアタッカー |
5 | バンギラス | オールラウンダー | ほぼ物理だが型がばらばら。採用技トップ10に載らない技が96.5% |
6 | ライコウ | 高速特殊アタッカー | 壁は1割程度で純特殊ATが多い |
7 | サンダー | 物理受けor特殊アタッカー | 電気技は3つで割れ熱風の採用率が最高 |
8 | スイクン | 特殊積みアタッカー | 零度搭載率36.8% |
9 | フシギバナ | 鈍足特殊アタッカー | ヘド爆ギガドレ+4種から2つでほぼ固定 |
10 | ピクシー | 鈍足積み特殊アタッカー | 小さくなる搭載率36.2% |
11 | カイリキー | 鈍足物理アタッカー | ほぼノーガードいじチョッキ |
12 | ヘラクロス | 物理こだわりアタッカー | 52.8%が拘り。技枠もインファ+4種から3つのみ |
僕の予想に反してスイクンが低く、スイクンに弱いと思われたハッサムマリルリが高い。
とは言え、ここに上がったポケモンは全て要注意枠に収めていたので今回の環境予想はそこまで悪くなかったのではないだろうか。
ハッサムマリルリの強みとしてはカイリューとの相性補完に加え、「はたきおとす」が大きかったのではと思われる。
それぞれ採用率はハッサム51.7%(4位)、マリルリ39.8%(6位)と半分程度の個体が所持しており、通常レートとほぼ変わらない数値だ。
メガ石がないこと、悪タイプが少ないことが追い風となり「はたきおとす」を採用しやすいポケモンを通しやすくなったということだろう。
それに対してスイクンが強くないということも合わせこの高位に結びついたと思われる。
ゲンガーは僕の懸念に反して「きあいだま」の所持率17.2%ということでそこまで恐れなくてもよかったのかもしれない。
確かに悪タイプへの打点としてカンクラよりは僅かに採用率があがっているが、ヘドロ解禁でそちらに流れたのもありそうだ。
バンギラスは予想通りまったく型が読めないまま5位につけた。
採用率最高の「かみくだく」が66.3%、これは他のポケの2〜3位程度の数値である。その他96.5%は予想を大幅に超えた。
注目はカイリューとの同居が目立つ点だろうか。若干少ない程度でほぼ順位通り。マルスケはプレイングでカバーということか。
ライコウ・サンダーは見事に電気枠に同率で収まった形。
同居が少なくこの順位ということで、かなり多くのパーティにこのどちらかが採用されていたことがよくわかる。
耐久型と「ねっぷう」の所持からサンダーのが上回ると予想していたが、瞑想ATライコウが勝った。これはカイリューとの弱点被りを嫌われたためだと思われる。
そして環境の中心と目していたスイクン。8位とは思わなかった。5位以内にはくるものかと。
ここも水枠としてマリルリと争った結果競り負けたようだ。カイリューとの相性を見ての判断か。
零度搭載率は4割に満たないものの、決して無視できない数であるとも言え、多くのトレーナーが泣き、笑ったことだろう。
フシギバナはやはりスイクン・マリルリ・バンギラスと強力なジョウトポケに軒並み強いことが評価されたのだろう。
そもそも草タイプの選択肢がほとんどなく、まともに行動回数を確保できるのがこいつぐらいしかいないのだが。
僕はサンダーの採用率が高まることで対水の座を奪われながら、そのサンダーにも食われることを考え軽く見ていたのだが、それでもこの順位に食い込むとは。
ピクシーは引き続きカイリュー受け。今回はヘラ・バンギも安定するとあって高い採用率を維持した。
とはいえハッサム・カイリキー・フシギバナが辛いので順位はおおむね妥当だろう。吠えるスイクンライコウも考えられた。
カイリキーも同じく役割遂行の安定感で上位入り。
ハピラキカビ、バンギブラキへの打点として破格の性能を誇る。技範囲も広く多くのパーティに組み込みやすいのもポイント。
今回は「はたきおとす」半減かつこちらから打つことも出来るとして採用率75.0%(2位)にまで上った。
予想外といえばヘラクロスだ。こいつはカイリューに並ぶ性能を持っていると思っていただけにこの差には納得がいっていない。
虫枠がハッサムに食われ、格闘枠がカイリキーに食われた形だろうか。
格闘耐性に重きを置かれているようで、格闘等倍の相方として採用されていることが比較的多い。
TOP12のなかで組み合わせたいと思えるポケモンが3体。これはもちろんパーティ全体で考えるものだが、つまりは第2手として挙がらなかったことが原因だろうか。
ヘラクレセドランに当たるような強力な組み合わせがなかったことで構築難度を高める要因になった、と。
その他、ランキング外としてポリゴン2、エンテイ、ウインディ・エアームドもなかなかの採用率を誇ったようだ。
ポリ2ムドーは言うまでもないが、エンテイ・ウインディは炎アタッカーとしての需要である。かく言う僕も採用を考えた。
ハッサムへの対策・補完の両面の回答として優秀で、フシギバナに打点を持ちながらその他にもインファや地震で幅広いメタを狙え、それぞれに強みがある。
結局サンダーライコウにごり押しされると押し勝てないということで見送った、んだった気がする。ブースターもギリギリ数値が足りてなかった。