簡単なルール
ルール:シングル・50フラット・6→3
使用可能ポケモン:図鑑No.001〜251までのポケモン(除:禁止伝説)
過去作ポケモン:使用可
持ち物:メガストーンのみ使用不可
ということで、参戦ポケモンとメガシンカのみに制限がかかった、カントークラシックよりかは通常に近い環境になります。
蓋然性に満ち溢れメタ合戦と化したカンクラとは違い、ある程度自由にパーティを構築することができそうです。
強そうなポケモン
影が薄いなどと言われ勝ちなジョウトのポケモンですが、ある意味ホウエン地方よりも濃淡のはっきりしたメンツが揃っている気がします。
簡単に区分してそれぞれ見ていきます。
アタッカー
バクフーン、マリルリ、ハガネール、グランブル、ハッサム、ヘラクロス、ニューラ、
リングマ、キングドラ、ドンファン、エンテイ、ライコウ、バンギラス
通常レートでなお一線級の力を誇るマリルリ・ハッサム・ヘラクロス・バンギラスが注目株。
他のポケモンのサポートで光るバクフーン・キングドラも人気が高いか。
アタッカー以外の役割もこなせるライコウ・バンギラスは使用率が高まることが予想される。
通常レートの穴埋めとしてグランブル・ニューラ・リングマにも期待したい。
受け
ランターン、トゲチック、ヌオー、ブラッキー、ムウマ、ソーナンス、グライガー、エアームド、ポリゴン2、ハピナス、スイクン
とにかく硬い。これぞ第二世代と言わしめる歴々たるメンツだろう。
進化の奇跡も使用可能になり、受けループは体裁としては構築可能になるが果たして。
カンクラでは存在しなかった悪タイプのブラッキー、ゴースト2枠目のムウマ、フェアリー3枠目のトゲチックはタイプバランスに大きく影響を与えそうだ。
スイクンは過去作解禁により零度が使用可能に。対策必須と言えるだろう。
環境はどうなる?
カンクラからの変化ということで話していましたが、先述の通り通常レートからの引き算で考えたほうがしっくりきそうです。
依然としてタイプには偏りが
ゴースト2系統、ドラゴン2系統、あく5系統、はがね5系統、フェアリー6系統。
優秀なタイプが軒並み種族不足。
しかしながら、この中のほとんどのポケモンが採用率上位に食い込んでくることが予想されるため、
環境内のタイプ相性は通常とあまりかわらないかもしれない。
ゴーストタイプが少なく、悪・鋼のどちらかはまず採用されるため、格闘タイプの技は比較的出しやすい。
ドラゴンが少ない上にタイプで無理やり受けなくともなんとかなる場合が増えたのでフェアリー必須環境ではなくなった。ただ強いことには変わりない。
エスパータイプはバンギラス流行の波に呑まれて下火。
鋼タイプ増加により特殊炎に需要見込み。懐かしの「役割破壊の大文字」が流行するか。
鬼の居ぬ間に
メガシンカポケモンが存在しないことや第3世代以降の戦闘狂ポケモンが存在しないことにより、ニッチが変化。
今回は空いた枠に他のポケモンがもぐりこむ形はほぼなく、純粋に上位がごっそり抜けた繰り上がり型の変化になると思われる。
持ち物について
通常メガ石を持っていたポケモンには火力UPアイテムかラムの実が持たされやすい。
それにより通常ラムの可能性が高いポケモンが他のどうぐを持っているなど、
持ち物の配分が通常と違う点には注意したい。
注目のパーティ
ジョウトと言えばトノグドラ。雨パは誰もが思いつきそれなりに強いのでメジャーになりそう。
天候を取るバンギ、グドラを止めるマリルリの両方にハッサムが刺さり、一見すると穴がない。
前述の受けループもどきもいやらしい。もどきとは言え、突破する側にも制限がかかっているので苦しいはず。
起点作り能力の高いポケモンが増えたため、エースを据えた構築もやりやすくなったのではないだろうか。
メガ石縛りにより依然としてヤーティには持ち物が足りない。
注目のポケモン
現在のレート環境で使用可能ポケモン中トップに君臨する、スイクンからスタートしていく環境ではないかと思う。
数字上はゲンガー・ガルーラがいるんだけど、その7割がメガゲン・10割がメガガルで今回参加できないため実質スイクンがトップという計算。
まして零度スイクン使用可能ともなれば、ここの対策は必須だろう。
となると優秀な草・電気タイプの採用率があがり、叩き落とすの搭載率も上昇・・・という流れ。
サンダー・ライコウは対抗としてかなり熱い。
トノグドラ対策も兼ねる貯水持ちにも期待が高まる。
すっごい個人的にはヘラクロスがこわい(トラウマ)。アロー抜きであれを相手にする自身がない。
メガがないから虫格闘岩地面を受けられればいいのかな。飛行タイプで身代わりはかなり安定するか。ただ、落とすのも難しいのが本当に困る。