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少子化対策として重婚・乱婚を容認することに意味はあるのか

以前考えたことがあったが、最近読んだ本からの影響を受けたりして再考した案を出してみる。
ざっとぐぐってみたところ、感情や倫理による否定や現行制度・文化をそのまま当てはめる不合理な見方しか見受けられなかったので。
ということでここでは重婚・乱婚という現行制度から外れたものを是とする姿勢をとり、
それそのもの、およびそれへの変更による問題点は徐々に、あるいは後からまとめて記述する。
予め述べておくが、恋愛感情や女性の人権などを軽視するつもりは一切ない。あくまで問題をパズルとして見たときの1つの回答と思ってほしい。


昨今、恋愛結婚の普及に伴い、結婚強者・弱者の概念が存在するようになっている。平たく言うとモテるかモテないかだ。
モテ割り合いイメージとして、モテ:普通:非婚が3:5:2の割り合いで男女に存在し、普通までの8割が生涯には対応する相手と結婚するということにしておく。
これが晩婚・非婚、ひいては少子化の一因となっていると考え、それを解消することを目的としてみた。
まず、重婚を容認することでモテる人は早期に結婚することが可能になる。そこそこいい相手だなと思えばとりあえず結婚しておけばいい。
早期に結婚することで早期の妊娠・出産に繋がり、第二子以降の可能性も広がる。
男性側では1妻では不可能なほど多くの子供を設けることが可能となり、女性側では既婚の制約・自身の結婚能力により望めなかった相手の子供を授かる可能性が高まる。
これで男性の3割、女性の8割について結婚時期を早めることに成功した。


しかし今回は結婚が目的ではない。それぞれの子供をきちんと養育していかなければならない。
これについて、一般的な男性では妻2人子2人を養えれば誇れる程度なのが現在の一般の経済事情であり、これでは子供の数は増えない。
最低でも正妻とその子以外の扶養義務は免除されなければ男性側に子供を増やす意思は芽生えない。
では正妻となれなかった女性はシングルマザーとして過酷な社会に放り出されなければならないのか。否、そんなことはない。
ここで男性の普通5割の出番となる。
彼らは結婚能力を有するもののモテグループには及ばず、早期の結婚にあぶれてしまったものである。
彼らに第二夫としてシングルマザーと結婚してもらう。無論強制ではなくこの制度の1モデルとしての話。
つまりは血縁父と養育父を分離することで母子の庇護率を維持するのだ。
これによりモテ男の子は無事に成長することができ、男性3割の少子化問題は完全に解決した。


そんな上手い話があるだろうか。
すなわちそれは托卵行為であり、第二夫である男性5割はその子を養う義務を本来持たない。
子連れでも結婚したいと思わせるだけの結婚能力を持った女性というのはすなわちモテ女性3割であり、
普通女性5割が第二以降の妻となった場合は再婚率(=最終婚姻率)はむしろ下がると思われる。
普通女性は自身の結婚能力を鑑み、第二妻となった上で再婚が可能か見極めて初婚する必要がある。
となると、結局モテはモテ同士、普通は普通同士で初婚することが基本になり、結局状況が変わっていないように見える。
重婚によるメリットは存在しないのだろうか?


そうではない。再三言うが、最終目的は少子化の解消なのだ。
重婚により初婚の重要性・貴重性が高まり、全体の結婚時期が早まることが予想される。
そしてそのリスクは重婚によってかろうじて保障される。
望まれない形ではあるが、シングルマザーとして子供を育てていく選択肢も残る。
結婚率・結婚時期の向上により、多くの女性が早期に妊娠の機会を得る。
第二夫を設けるモテ女性については第一夫の子と第二夫の子で最低2人が予想されるため、ここで確実に出生率が増加する。
晩婚による出生率低下は完全に解消されるのではないだろうか。


この婚姻形態はいわゆる母系社会であり、まんざら僕の妄想の産物というわけではない。
生物学的に女性が出生の鍵を握るのは事実であり、女性の妊娠〜育児のリスク・負担を最大限下げることが出生率増加には不可欠なのだ。


そうは言っても。
そもそも妻子1人ずつすら満足に養えないから結婚できないというのが昨今の状況。
上記は全て夫に妻1子2以上を養う能力があるという前提の下の話だ。
根本的には若年層の低所得化を解決しなければ他のあらゆる問題点は解消しない。
個人的には女性の社会進出と全体の学歴社会が早期妊娠のストッパーになっていると思っているが立場上どちらも強く言えない。
しばらくは少子高齢化を放置し、団塊世代がまとめていなくなって遺産相続が済んだあたりから徐々に増えていけば問題ないような気もしている。
なんというか、人権に固執するあまりに社会単位での首が回らなくなってしまっている感じを受けるんだよね。
人権を軽視しろと言っているのではなく、古来よりの日本文化の性質と欧米の個人主義の性質の不和を認識していないんじゃないか、という問いかけ。


感情については理解できないので完全に排除してしまいました。
嫉妬とかは普通に一夫多妻制で成立してる国もあることを考えると慣れでどうにでもなりそうなんだけど。
子供がどう育つかは確かに疑問かな。実父と養父って構成が一般化すればそれも大した違いになるとは思ってない。
最終的には、僕が結婚できない人だから好き放題言えちゃうだけっていう結論になりますかねー。