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人形の体

今度は変な夢だった。


「じゃあお腹開きますからね。」
ストレッチャーから手術台に移された僕には訳がわからなかったが体は全く動かない。
「麻酔で全然痛くないんで。楽にしててください。」
なるほど麻酔のせいで体が動かないのか。
皮だか肉だかがスッと切られる音がする。なんで手術されてるんだろう。
気がつくと手術は終わっていた。
産毛まで綺麗にそられた胴体は触ってみるとするするとして自分の体ではないような気がする。
さらには大きな縫合痕が一層の異質感を与え、なぞる指先はじわりと汗ばむ。
痛みはない。ちょっとむずがゆい。
「もうくっつき始めてますから。一応あんまりいじらないでください。明日には後もなくなってますよ。」
しばらくぼーっとしていたら巡回の医者が来てそう言った。
開くのも閉じるのも、そんなあっさりしたもんなのか。腹を切るってのもたいしたことじゃない。
自分の布団で目が覚めると、医者の言うとおり痕は無くなりむさい毛も生え揃っていた。
手術なんてされたことないのにやけにリアルな描写だった。


明日もいろいろやらないとだけど雨らしい。
困っちゃうなぁ。