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巳年

光陰矢のごとし、烏兎怱怱、少年老い易く楽なり難し。
時の経つのは早いもので、今年も残すところ僅かとなりました。
残暑も彼岸へ渡り、いよいよ秋らしくなってまいりました今日この頃。
少し早いですが早すぎることもないでしょう、来年のお話です。


来年の干支は癸巳。「きし」では分かりにくいでしょうか。「みずのとのみ」とも言います。
甲子から数えてちょうど30年目にあたります。
十干を交えて数える風習は還暦の形骸化に表れているようにポピュラーなものではなくなりましたが
それを由来とする名称や俗信などは意外と残っていたりするので、調べてみると面白いかもしれません。


さて前置きはそこそこにして、つまり来年は巳年ということです。
十二支の一番の見せ場といえばやはりお正月、年賀状の図案になるときが最大にして唯一でしょう。
毎年の官製年賀はがき、年賀切手には干支にちなんだデザインが採用され、年明けを彩るの
で・す・が。
来年度の年賀はがきにはへびのデザインが採用されておりません。こりゃ如何に。
他の十二支と差別されてませんか?
まさか気持ち悪いからなんて言わないでしょう。
よくよく思い返してみると、そもそもへびのデザインというものがあまり見られないような気がします。
へびの姿をしたキャラクターって、見たことないですものね。
やはり鳴かず飛ばずというのがよくないんでしょうか・・・


いやいや、ここで諦めてはなりません。
ここはワタクシ年男、一肌脱ごうじゃありませんか。
要は、鳴いて飛ぶへびをモチーフにできればいい訳です。
そんなへびがいるか?いるんですいるんです。皆さんご存知のあのへびです。
そう、つちのこですね。
これなら鳴くし、跳ぶし、ついでに転がっていびきもかきますし、有名性・希少性も文句なし。
あとは捕まえて剥製にでもできればへびキャラの未来は明るいでしょう。
残るは捕まえるアテですがそれも実は目処がついております。
昔から蛇の道はへびと言いますから、へびの通り道を片っ端から洗い出します。
そして根気よく藪をつつけばきっと鬼かツチノコに出くわすはずです。
へびのためなら七転八倒、もといツチ・テン・バチ・コロもやぶさかではありません。
確かに時間はかかるでしょうが、少しまとまった休暇をいただければ必ずや捕まえてまいります。
何、次々回の出番までには間に合うでしょう。



という、ジャンルでいうとフリートークになるのかな。
小話みたいなイメージだったんだけど、できてるか自信がない。
しかしこういう聞かせる話し方ってのは頭を使うね。日記書くのとはわけが違うよ。
まず尺は適切な長さじゃないといけない。必要とあれば足したり引いたりできるべき。
前置きの掘り下げや切捨てで調節しながら、上手く客を話に引き込むことを忘れてはいけない。
かつ自分が面白いと感じたことを最終的に共有してもらわないといけない。
竜頭蛇尾にならないよう盛り上げるときは終わりで一気に。
こういうネタは作ってて面白いから思いついたらまたやりたい。